2018/3/11 名古屋ウィメンズマラソン
MGC出場資格獲得の日本人上位3選手
レース展開&MGCについてのコメント
関根花観(JP日本郵政グループ)
3位・2時間23分07秒
「今日はついて行けるところまでついて行こうと、余計なことを考えず、前のペースメーカーを追って、集団の中でどれだけ力まずに走れるかを考えていました。ペースメーカーが外れてレースが動いたとき、前の集団に付くのか付かないのか(の決断を迫られたが)、本当なら付いていきたいところでしたが、自分の今の力で付いていったら後半に響くと判断しました。自分のペースで行ったから、後半押せたと思います。残り10kmから何度か、心が折れそうになりましたが、自分を奮い立たせました。
レースが動いた27〜30kmは、まだ10km少しあるという気持ちでした。このまま行けるのか不安がありました。体もきつくなっていました。でも、マラソンには波があって、体がきついときときつくないときがある。我慢していたら楽になるのかな、と思って走っていたら、体が動く瞬間があって、我慢して良かったな、と。
1人になってからは、名古屋に向けてはランニングコーチなしで、自分のペース感覚で練習してきたので、いつもの練習通りだと思って走りました。その練習をしてきたから、1人でも走れたのだと思います。
最後は、練習期間も含めて長かったマラソンがあと少しで終わる、と思って走っていました。
タイムにはそれほどこだわっていませんでした。ペースメーカーがいる間は、そこにどれだけ楽につくかを意識して、30kmから後が勝負、どこまで粘れるか、だと思っていました。MGCのためにタイムどうより、MGCを絶対に取る、という気持ちで走っていました。自分の記録がどのくらいになるかわかっていなくて、最後の直線で初めて何分というのを知りました。安藤(友香・スズキ浜松AC)さん、松田(瑞生・ダイハツ)さんはもっと良いタイムで走っていますから、まだまだだと思います」
岩出玲亜(ドーム)
4位・2時間26分28秒
「17分00秒ペースは、それほど速いわけではありません。25kmまで余裕を持って行ければと考えていましたが、23kmできつくなってしまいました。いきなり脚が重くなりました。ペースメーカーが外れるまでは頑張ろうと思って行きましたが、25kmから思うように動かせず、すぐに1人になってしまって後半の落ち込みが大きくなってしまいました。ボトルには2時間24分でゴールするための通過タイムを書いてありましたが、それを見ながら自分がどのくらい後れているかを把握していました。少しでも頑張れるかな、と。
MGCはさいたまで取る予定だったのに2時間31分もかかってしまいました。次は取れるだろうと思いましたが、せっかく1本走ったのに取れなかったのは悲しかった。今日は絶対に、確実に取ろうと思って走りましたが、かといって、MGCを取るための練習ではなく、2時間23分台を出したい、そのためのトレーニングをしてきました。MGC資格を獲得してちょっとホッとした部分と、2年間を有意義に使わないと、という思いがあります」
野上恵子(十八銀行)
5位・2時間26分33秒
「MGC出場権を取ることと、長崎県記録を更新することができて、本当にうれしく思っています。ペースメーカーが17分00秒で行くので、それにできるだけついて行って、あとはできるだけ粘って行こうと考えていました。実際は10kmで、このペースではついて行くことはできないと感じて、切り換えて自分のペースで走ることを意識して最後まで走りました。長崎県記録(2時間26分55秒=2008年大阪国際女子)とMGC資格(4〜6位で2時間27分00秒以内)のペースの3分28秒(1km毎)を基準に、それ以上落とさないようにと考えて、途中3分30秒より落ちるところもありましたが、前半の貯金があったのであきらめずに行きました。
マラソンに向けて1人で練習することが多く、自分でペースを作ることも多くなりました。そこは少しだけ自信がありました。10km過ぎに冷静に判断して、自分のペースに切り換えられたのも、1人でも走れる自信があったからです。
小原(怜・天満屋)さんを抜いたところ(35.5km付近)は、1人でも抜いて行こうと考えていて、小原さんを抜いたら外国人選手が前にいたので、そこを目指して走りました。1人1人追いかけて、少しでも良い順位を、と思っていました。
30〜35kmは、タイムを上げられるところで上げておこう、と。後半上げるイメージでいましたが、思ったより上げられませんでしたね。そこが課題です」
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